クラウドソーシングでウェブ制作を依頼する際のメリット&デメリット、注意点を紹介

クラウドソーシングとは

クラウドソーシングは『企業や個人事業主が不特定多数の人に業務を依頼、受注する業務形態』のことです。日本で使われている代表的なクラウドソーシングのプラットフォームとしては、ランサース、クラウドワークス、ココナラ、シュフティ、ママワークス、Bizseek、Craudia、JOB HUB、Yahoo!クラウドソーシングなどがあります。

クラウドソーシングでWeb制作を依頼するメリット&デメリット

クラウドソーシングの受発注で人気のジャンルが『Web制作』です。クラウドソーシングでWeb制作を依頼するメリット&デメリットについて見ていきましょう。

メリット

価格が安い

クラウドソーシングでWeb制作を依頼すると多くの場合、直接発注したり企業に依頼するよりも安く依頼することができます。その分技術が足りなかったり、始めたばかりで実績がないといった方もいますが、人によってはクオリティは高いのに安いという場合も多いです。実績がたまるまでは安くサービスを出している方が殆どなので、そういった方を選ぶと価格以上のサービスを受けることができます。

スキルが足りない部分をスポット的に依頼できる

クラウドソーシングではサービスの分野が専門的でかつ狭い範囲からそろっているので、スポット的に社内の人材では対応できない分野を依頼することが出来ます。一部の分野だけを任せることが出来るので、社内で1から人を雇って対応するよりも、コストを抑えて対応することが可能です。

制作会社に依頼するよりも融通がきくことが多い

制作会社に依頼すると全行程を管理して進めてもらえる代わりに、途中で内容の変更が出来ないなど融通を効かせてもらえないことがあります。その点クラウドソーシングでの依頼は個人間の依頼になるため、融通を効かせてもらいやすいです。

デメリット

納品してもらえない

クラウドソーシングではそのサービスを始めたばかりの初心者や、勉強途中の方が多くいます。そのため、依頼を受けたは良いもののスキル不足だったり、作業が遅れてしまったりして納品までいかないケースも無くはありません。その場合、基本的に依頼したお金は返ってきますが、絶対に納期に遅れて困ることになります。

依頼した内容と違うものが納品される

クラウドソーシングではどういったものを依頼するかなど、個人間のやり取りで細かく伝えていかなくてはなりません。そのため、要点の共有が上手く出来ていないと、思っていた内容と違うものが納品されることがあります。この点は依頼主の慣れや伝える技術も大事なポイントです。

満足のいくクオリティにならないことがある

相手の技量やこれまでの実績をしっかりと見極めてから依頼できないと、求めているクオリティに達しない可能性があります。そもそもクラウドソーシングは直接依頼や企業への依頼よりも単価が安く設定されがちなので、価格に対して求めるレベルが高すぎると依頼を拒否されることも多いです。

社内人材の成長機会の損失

クラウドソーシングで信頼のおけるパートナーを見つけると、社内の人材に頼みにくい仕事をどんどん任せられるようになります。しかしこれは社内人材の成長機会を損失しているという見方もできます。安心して任せられるからといって、社内人材の育成を放棄しないようにしましょう。

クラウドソーシングで依頼する注意点

ここからはクラウドソーシングで依頼する際に注意すべきことを紹介していきます。

納期は余裕をもって依頼する

特に初めて依頼する相手の場合、コミュニケーションに慣れたり、依頼の内容を理解してもらうにも時間がかかります。そのため納期が迫っている案件や緊急の依頼などはせずに、スケジュールに余裕のある案件の依頼からはじめることがおすすめです。

依頼条件をしっかりと確認する

クラウドソーシングのサービスにはその方が得意な分野やサービスの対応範囲、料金体系や注意ポイントなど詳しく記載されています。それらをしっかりと読んでから依頼しないと、後から対応してもらえない範囲が出てきたり、予想以上のコストがかかることもあります。依頼条件は依頼する側がしっかりと確認すべきポイントなので、あとから無理なお願いをしないためにも事前の確認・比較を怠らないようにしましょう。

実績や評価が良い人を選ぶ

安心して案件を任せることが出来る人は、実績が多く評価も高い傾向にあります。これらの項目は確認できるサービスがほとんどなので、事前に評価の良い人から選ぶと納得できない結果になる可能性を減らせます。逆にいくらサービスの価格が安くても、実績が少なく評価が低い場合はクオリティや対応が雑である可能性があるため注意しましょう。

金額で決めない

クラウドソーシングはただでさえ直接依頼や企業への依頼に対して料金が安い傾向にあります。そのためコストをかけたくない場合は、とにかく安いサービスを選んでしまいがちです。しかし、金額が特に安い場合は『サービスを始めたばかりで売上は度外視で実績を積んでいる』『安く設定しないとサービスを買ってもらえない』といった理由があります。金額だけで決めると納得できない結果になる可能性があるので、サービス内容や実績、評価なども含めて依頼するかどうか決めるようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか。クラウドソーシングでWeb制作の依頼をする時には、様々なメリット&デメリットがあります。依頼する際の注意点なども踏まえて活用すれば、クラウドソーシングは非常に頼れる存在になります。クラウドソーシングでWeb制作の依頼をしてみたい方は、ぜひ本記事で紹介した内容を参考にしてみてください。

執筆者情報

Ayumi Takamura

Ayumi Takamura

各種マーケティングツールを使いこなし、戦略から執筆まで一貫して任せることができるライター。検索結果上位表示実績も多数。
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